シャドーイングのやり方完全ガイド!初心者でも挫折せず効果を出す5ステップとおすすめアプリ・教材10選

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英語のリスニング力を上げたい、ネイティブのようにスムーズに話せるようになりたい。そう願って英語学習を続けている方の多くが一度は耳にするのがシャドーイングというトレーニング法です。

しかし、いざ挑戦してみると「スピードが速すぎて口が回らない」「自分が何を言っているのか分からなくなる」「喉が疲れるだけで本当に効果があるのか不安」といった悩みに直面することも少なくありません。実は、シャドーイングは非常に負荷の高いトレーニングであり、正しいやり方で行わなければ、ただ音をなぞるだけの無意味な時間になってしまうリスクがあります。

逆に、正しいステップと適切な教材選びさえマスターすれば、数ヶ月で「英語の音がクリアに聞こえる」「口から自然とフレーズが飛び出す」という驚くべき変化を実感できる、最強のメソッドでもあります。

本記事では、プロの視点から、初心者が陥りがちな罠を避け、着実に成果を出すためのシャドーイングのやり方を徹底解説します。さらに、2026年現在の最新トレンドを踏まえたおすすめの教材・アプリも厳選してご紹介します。この記事を読み終える頃には、あなたは迷いなくシャドーイングを実践し、英語力を劇的にアップデートさせる一歩を踏み出せているはずです。


目次

失敗しないシャドーイング教材・アプリの選び方

シャドーイングの成果を左右する最大の要因は、実はトレーニングそのものよりも素材選びにあります。自分のレベルや目的に合わない教材を選んでしまうと、脳への負荷が過剰になり、数日で挫折してしまうからです。

選ぶ際に必ずチェックすべき4つのポイントを解説します。

1. 内容が「8割以上理解できる」レベルを選ぶ

シャドーイングで最も多い失敗は、自分の実力よりも難しすぎる教材を選んでしまうことです。理想的なレベルは、スクリプト(英文)を読んで、辞書を使わずに内容の8割から9割が理解できるものです。

シャドーイングの主な目的は「音」を捉える力を鍛えることですが、そもそも意味が分からない単語ばかりだと、脳が音のコピーだけでパンクしてしまい、意味の理解まで到達できません。初心者の場合は、中学英語レベルの平易な文章から始めるのが正解です。「簡単すぎるかな?」と思うくらいが、シャドーイングにはちょうど良いのです。

2. スクリプト(英文)と日本語訳が必ずあること

「音が聞き取れなかったとき」にすぐに確認できるテキストが必要です。正しいシャドーイングには、自分が今、何の音を出しているのかを100%把握している状態が欠かせません。

英文だけ、あるいは音声だけの素材は、中級者以上向けです。初心者は、解説が丁寧なアプリや、一文ごとに日本語訳がついている教材を選びましょう。これにより、音と意味を脳内でリンクさせる作業がスムーズになります。

3. 音声のスピード調整機能があること

2026年現在の主要な英語学習アプリには標準装備されていますが、再生速度を「0.8倍」「1.0倍」「1.2倍」と調整できるものを選んでください。

最初からネイティブのスピードで追いかけるのは、楽器の初心者がいきなりプロの超絶技巧を真似するようなものです。まずは0.8倍速などのゆっくりした速度で音の細部を確認し、慣れてきたら徐々に速度を上げるという段階的な負荷のかけ方が、正しい上達ルートです。

4. ネイティブによる「自然な音声」であること

機械的な合成音声(AI音声)ではなく、人間のナレーターやネイティブスピーカーによる音声を選びましょう。

英語特有の音の繋がり(リエゾン)や音の消失(リダクション)、そして感情の乗ったイントネーションは、生の音声でなければ正しく学ぶことができません。また、ビジネスで使いたいならビジネス英語、日常会話を伸ばしたいならドラマ仕立てのものといった具合に、目的に近い音声を選ぶこともモチベーション維持に繋がります。


【2026年最新版】シャドーイングにおすすめのサービス・アプリ10選

現在、英語学習市場には数多くのサービスがありますが、特に「正しく効率的に学べる」ものを10個厳選しました。

1. シャドテン(SHADOTEN)

「シャドーイングといえばこれ」と言われるほど定着した、プロによる添削サービス付きアプリです。

  • 特徴: 毎日録音した音声を送ると、英語のプロが「どこが聞き取れていないか」「どう発音すべきか」を具体的にフィードバックしてくれます。
  • メリット: 自己流の「間違ったシャドーイング」を防げる点が最大。1日30分の学習ルーチンが作りやすく、短期間での効果実感が高いです。
  • デメリット: 月額料金が約2万円〜と、他のアプリに比べて高価。
  • こんな人に: 本気でリスニング力を変えたい人、独学だと自分に甘くなってしまう人。

2. スタディサプリEnglish(新日常英会話・ビジネス)

リクルートが提供する、日本人に最適化された学習アプリ。

  • 特徴: ドラマ形式のストーリーで楽しく学べる。アプリ内に「シャドーイング練習」の機能が組み込まれており、録音・再生がスムーズ。
  • メリット: スピード調整、スクリプト確認、解説動画がすべて一つの画面で完結。月額料金も安価で、初心者でも始めやすい。
  • デメリット: 人間による添削はないため、自分の音が正しいかどうかの最終判断は自分で行う必要があります。
  • こんな人に: コスパ重視で、スキマ時間を活用して楽しく継続したい人。

3. ELSA Speak(エルサ・スピーク)

AIが発音を精密に矯正してくれるアプリですが、シャドーイング練習にも非常に有効です。

  • 特徴: AI技術により、音節レベルで発音のズレを指摘。自分の発音がネイティブと何%一致しているか可視化されます。
  • メリット: ネイティブ特有の「音の繋がり」が数値で見えるため、正しい音が身についたかどうかが一目でわかる。
  • デメリット: 意味の理解よりも「音の正確性」に特化しがちな点。
  • こんな人に: 発音に苦手意識があり、基礎からしっかり音を直したい人。

4. TED Me

世界中の著名人のプレゼンを視聴できるTEDを題材にした学習アプリ。

  • 特徴: 英語・日本語・英文和訳付きの3種類の字幕を同時に表示可能。フレーズごとのリピート機能も充実。
  • メリット: 内容が非常に面白く、教養も身につく。完全無料で使える範囲が広い。
  • デメリット: スピーカーの話し方にクセがある場合が多く、初心者には少し難易度が高い。
  • こんな人に: 中級者以上で、生きたビジネス英語やプレゼンスキルを学びたい人。

5. NHK英語講座(アプリ・ラジオ)

長年日本人の英語学習を支えてきた信頼のブランド。

  • 特徴: レベル分けが非常に細かく、自分にぴったりの難易度が選べる。2026年も最新の時事問題を取り入れた講座が人気。
  • メリット: 文法解説が極めて丁寧。日本人がつまずきやすいポイントを熟知した構成。
  • デメリット: 音声のスピード調整機能がシンプルすぎる場合がある。
  • こんな人に: 基礎文法からしっかり固めつつ、正攻法で着実に学びたい人。

6. VoiceTube(ボイスチューブ)

YouTubeの動画を英語学習教材に変える人気アプリ。

  • 特徴: 映画、アニメ、ニュースなど、膨大なジャンルの動画で学べる。
  • メリット: 自分が好きなジャンルで学べるため、モチベーションが維持しやすい。ワンタップで単語検索ができる機能が優秀。
  • デメリット: 学習向けでない動画もあり、レベルの判別が難しいことがある。
  • こんな人に: 教科書的な英語に飽きてしまい、生のエンタメで学びたい人。

7. EnglishCentral(イングリッシュ・セントラル)

動画視聴、単語学習、そしてシャドーイングまでカバーする総合アプリ。

  • 特徴: シャドーイングした音声をAIが解析し、即座にスコア化。自分の声とお手本の波形を比較できる。
  • メリット: 視覚的に音の変化を確認しながら練習できる。オンライン英会話との連携も可能。
  • デメリット: 無料版では機能制限が多く、実質的に有料プランが必要。
  • こんな人に: 発音の「波形」を見ながら論理的に改善したい人。

8. BBC 6 Minute English

英国放送協会(BBC)が提供する、世界中の学習者向けPodcast。

  • 特徴: ちょうど6分間の会話。週に1回更新され、語彙の解説も充実。
  • メリット: 洗練されたイギリス英語が学べる。完全無料。
  • デメリット: 全編英語のため、完全な初心者にはハードルが高い。
  • こんな人に: イギリス英語に興味がある中級者、最新の国際トピックを知りたい人。

9. Audible(オーディブル)

Amazonのオーディオブックサービス。

  • 特徴: 著名な洋書や英語学習本をプロのナレーターが朗読。
  • メリット: 「ハリー・ポッター」などの好きな物語で練習できる。音声の質が極めて高い。
  • デメリット: テキスト(本)を別途購入する必要がある場合が多い。
  • こんな人に: 読書が好きで、物語の世界に没入しながら英語を身につけたい人。

10. Netflix / Disney+(動画配信サービス)

もはや定番となった動画配信サービスを活用した学習。

  • 特徴: 好きな映画やドラマを教材にする。
  • メリット: 圧倒的に楽しく、現地の日常会話やスラングが学べる。
  • デメリット: 言語設定を細かく調整する必要があり、学習効率を上げるにはPCの拡張機能などが必要。
  • こんな人に: 勉強感を出さずに、遊びの延長で英語を強化したい人。

おすすめ教材・アプリ比較表

サービス名月額料金(目安)添削・判定対象レベル主な特徴
シャドテン高め(約21,780円)プロの添削(毎日)全レベル最短で結果を出したい人向け
スタディサプリ安め(約2,178円)自己判定(録音可)初級〜中級続けやすさNO.1
ELSA Speak中程度(約900円〜)AIによる超精密解析初級〜中級発音矯正に特化
TED Me基本無料なし中級〜上級プレゼン・教養
NHK英語無料〜安めなし初級〜上級日本人に優しい丁寧な解説
VoiceTube無料(一部有料)なし全レベルYouTube動画が教材
EnglishCentral中程度(約2,000円〜)AIによる波形比較中級動画学習と相性抜群
BBC 6 Min無料なし中級〜上級イギリス英語・Podcast
Audible中程度(約1,500円)なし中級〜上級オーディオブックで没入
Netflix等中程度(約990円〜)なし全レベル映画やドラマで楽しく

初心者でも挫折しない!正しいシャドーイングの5ステップ

教材を選んだら、いよいよ実践です。多くの人が「音声を聞きながらいきなり声を出す」と考えていますが、実はそれは最終ステップです。初心者が着実に成果を出すための正しいやり方は、以下の5つの手順を踏むことです。

ステップ1:精読と意味の理解(リスニング&精読)

いきなり声を出すのはNGです。まずは、スクリプトをじっくり読み、分からない単語や文法をすべて調べます。「意味がわかる文章」でなければ、それはただの「呪文の暗記」になってしまいます。

一度音声を聞いてみて、自分がどこを聞き取れなかったか、なぜ聞き取れなかったのか(単語を知らなかったのか、音が繋がっていたのか)を分析してください。この「事前の理解」が、後のトレーニング効果を数倍に高めます。

ステップ2:オーバーラッピング(被せ読み)

次に、テキストを見ながら、お手本音声と同時に発音します。これを「オーバーラッピング」と呼びます。

ここでは自分の声を録音機のように機能させるのではなく、ネイティブの「音の出し方」に自分を重ね合わせる作業を行います。どこで息を継ぎ、どこを強く読み、どこを曖昧に発音しているかを、テキスト上にマークしながら確認してください。お手本とピッタリ重なるまで、何度も繰り返します。

ステップ3:マンブリング(ボソボソ復唱)

テキストを閉じ、聞こえてきた音をボソボソと小さな声で追いかけます。

「マンブリング(Mumbling)」とは「つぶやく」という意味です。完璧に発音しようとせず、まずは英語特有のリズムとスピードに慣れることが目的です。

はっきり話そうとすると脳の処理が追いつかなくなるため、この段階では「なんとなく音についていく」くらいの感覚で構いません。

ステップ4:プロソディ・シャドーイング(音に集中)

本格的なシャドーイングの開始です。テキストを見ず、**「音をそっくりそのまま真似すること」**に100%の意識を向けます。

意味を考えようとすると口が止まってしまうため、この段階では意味は一旦忘れて構いません。「メロディやリズムを完全にコピーする」アーティストのような気持ちで、聞こえたままの音(強弱、イントネーション、スピード)を再現してください。

ステップ5:コンテンツ・シャドーイング(意味を意識)

最終段階です。音を真似しながら、同時に**「頭の中で情景を思い浮かべ、意味を理解する」**状態を目指します。

これができるようになると、実際の英会話でも「相手の話を聞きながら、即座に理解する」というリスニング脳が完成します。もしこのステップで詰まるようなら、ステップ1の理解が足りないか、まだステップ4の音のコピーが無意識レベルまで習得できていない証拠です。


シャドーイングに関するよくある質問(FAQ)

Q1:シャドーイングは1日どれくらいやれば効果が出ますか?

A:最初は「1日15分〜30分」を毎日続けるのが理想的です。

シャドーイングは脳への負荷が非常に強いため、1時間もやると集中力が切れて、ただ音を流すだけの作業になりがちです。短時間でいいので、毎日「英語の音に全集中する」習慣を作ることが、長期的な成果に繋がります。早い人なら1ヶ月、通常は3ヶ月程度でリスニング力の向上を実感できます。

Q2:自分の声が邪魔でお手本が聞こえません。

A:イヤホンの使い方やボリューム調整を工夫しましょう。

特におすすめなのは、片耳だけイヤホンを外す、または外部音取り込み機能があるイヤホンを使用することです。お手本の音をしっかり聞きつつ、自分の出している音も確認できる状態が理想です。また、自分の声を少し抑えめにする「マンブリング」の段階を長く取るのも有効です。

Q3:録音は必ずしなければいけませんか?

A:はい、週に数回でもいいので必ず録音して確認してください。

シャドーイング中、自分の耳は「お手本」と「自分の声」の両方を聞いており、脳内で自分の声が補正されて聞こえることが多いです。後で録音を聞き返すと「全然リズムが違う」「音が抜けている」といった改善点が客観的に見えてきます。この**「理想と現実の差を知る作業」**が上達を加速させます。

Q4:発音が下手なのですが、シャドーイングをしても意味がありますか?

A:むしろ、発音が苦手な人こそシャドーイングが必要です。

シャドーイングは発音そのものを直すだけでなく、「英語のリズム感」を養うのに最適だからです。発音が完璧でなくても、リズムとイントネーション(抑揚)がネイティブに近ければ、不思議とリスニング力も上がりますし、相手にも通じやすくなります。

Q5:初心者ですが、映画や海外ドラマでシャドーイングしてもいいですか?

A:あまりおすすめしません。

映画のセリフは背景音があったり、話し方が崩れていたりするため、初心者には難易度が極めて高いです。まずは、学習用に録音された、クリアで標準的なスピードの音声から始めましょう。映画を教材にするのは、中級者になってからの「ご褒美」として取っておくのが挫折しないコツです。

Q6:疲れているときはどうすればいいですか?

A:ステップを1段階戻すか、お休みにしても大丈夫です。

シャドーイングは気力が充実していないと効果が薄いです。疲れているときは「音源を聞き流すだけ」にするか、テキストを読み直す「ステップ1」だけにするなど、ハードルを下げてください。一番大切なのは、英語学習を完全に辞めないことです。

Q7:スクリプトを暗記してしまいました。

A:素晴らしい傾向です!

暗記するほど繰り返した文章は、あなたの血肉になっています。その文章については卒業して、新しい教材に進みましょう。ただし、数週間後に再度やってみて、スラスラできるかチェックする復習も忘れないでください。


まとめ:シャドーイングで「英語の壁」を突破しよう

シャドーイングは、英語学習における「魔法の杖」ではありません。しかし、**正しい素材を選び、正しい手順で毎日コツコツと積み上げれば、確実にあなたのリスニング力とスピーキング力を別次元へと引き上げてくれる「最強の武器」**になります。

大切なポイントをもう一度振り返りましょう。

  1. レベル選び: 「8割理解できる」簡単な教材から始める。
  2. 5つのステップ: いきなり声を出すのではなく、理解とオーバーラッピングを挟む。
  3. 録音と分析: 自分の声を聞き、お手本との「差」を埋めていく。
  4. 継続の工夫: アプリを活用し、1日15分でもいいから毎日触れる。

リスニングができないのは、あなたの才能がないからではありません。単に「脳が英語の音を捉えることに慣れていない」だけです。シャドーイングは、その脳の回路を作り直す作業です。

最初は思い通りに口が動かず、もどかしい思いをするかもしれません。しかし、その「もどかしさ」こそが、脳が成長している証拠です。

まずは今日、ご紹介したアプリの中から一つ気になったものを選び、5分間だけ無料体験から始めてみませんか?

その小さな一歩が、数ヶ月後、ネイティブの英語が音楽のように心地よく聞こえ、自信を持って英語を話しているあなたへと繋がっています。あなたの英語学習の旅が、このシャドーイングという新しい習慣によって劇的に好転することを、心から応援しています。

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