英語の勉強を始めて、誰もが一度はぶつかる大きな壁。それが英語の長文読解です。
- 「単語の意味はなんとなく分かるのに、一文が長くなると意味が取れない」
- 「読んでいるうちに前の内容を忘れて、何度も同じ場所を読み直す」
- 「TOEICや英検で時間が足りず、最後は“塗り絵”になる」
……これ、能力不足じゃなくて“処理順序の慣れ不足”で起きていることがほとんどです。
ここで先に、私の立場を一言だけ。
私は、まとまった学習時間が取りにくい環境でも英語を続け、TOEIC930 / IELTS7.0まで伸ばしてきました(才能というより、学習を「回る形」に作り替えた結果です)。
たとえば忙しい日は、移動や待ち時間に「短い記事を1本だけ」読む、という日も普通にありました。
(朝の支度前の5分だけ読む、みたいな日もあります。)だからこそ断言できます。
英語長文は、センスではなく「設計」で読めるようになります。
そして2026年の今、ありがたいことに、高価な問題集を買い込まなくても、プロ品質の長文練習サイトが無料〜低コストで揃っています。問題はひとつ。
「選び方」と「使い方」を間違えると、どれだけ良いサイトでも伸びない
この記事では、
- 失敗しないサイト選定基準
- 厳選15サイト(レベル別)
- 忙しい人でも回せる“最強トレーニング術”
を、今日からそのまま使える形に落とし込みます。
失敗しない!英語長文練習サイトを選ぶための4つの基準

ネット上には無数の英語サイトがありますが、どれでも良いわけではありません。
特に初心者ほど、素材選びをミスると伸びないどころか「英語嫌い」になりやすいです。
まずはこの4つだけ覚えてください。
1. 辞書なしで「8割〜9割」理解できる難易度か
リーディングで一番やってはいけないのが、難しすぎる素材に突っ込むこと。
多読で伸ばすなら、目安は「辞書なしで8割以上」です。
News in Levelsのようにレベル分けがある教材は、ここを外しにくいです。 (Easy English News)
著者の判断:
1分読んで、3回以上“詰まる”ならレベルを下げる。
プライドではなく、伸びる設計を優先します。
2. 「音声」と「スクリプト」がセットになっているか
2026年の学習スタンダードは、目×耳のハイブリッドです。
音声があると、返り読みを防ぐ“強制力”になります。
VOAは「学習者向けにゆっくり・限定語彙」で作られていて、入門に強いです。 (Voice of America)
3. ジャンルが「自分の興味」と合致しているか
最大の敵は飽き。
興味のない政治ニュースを無理に読んでも続きません。
逆に、好きなテーマなら多少難しくても読めます。
おすすめ:
「勉強」ではなく、“情報収集”の顔をした英語にする。
(例:テック、教育、健康、投資、国際ニュース…)
4. 理解度を確認できる「クイズ/設問」があるか
読み流しは気持ちいいけど、伸びにくい。
理解チェック(クイズ)があるサイトは独学の最強の味方です。
NewselaやReadTheoryはこの系統が強いです。 (Newsela)
【レベル別】英語長文練習におすすめの無料サイト・サービス15選

※「無料」で使える範囲が広い順に紹介しつつ、無料版に制限があるものは正直に書きます。
1. News in Levels(ニュース・レベル別)
同じニュースを3段階の英語で読める。最初の1サイトに迷ったらここ。
Level 1は基礎語彙中心で、音声も付くのが強い。 (Easy English News)
- 向いてる人:初級〜中級、毎日回したい人
- 著者の使い方:Level1→2→3を“同一記事”で階段上り
2. VOA Learning English(基礎・アメリカ英語)
学習者向けに作られていて、音声が聞き取りやすい。語彙も抑えめ。 (Voice of America)
- 向いてる人:初級〜中級、英語がまだ“雑音”になりやすい人
- 著者の使い方:毎朝1本だけ「As It Is」系を読むルーチン(忙しい日は“読むだけ”でOK)
3. Breaking News English(ワークシート特化)
ニュース1本に対して、大量の練習メニューが付く。レベルも細かい(7レベル)。
“精読”の教材として強い。 (www.breakingnewsenglish.com)
- 向いてる人:試験対策寄り、やり込み派
- 注意:デザインが簡素&情報量が多いので最初迷う
4. ReadTheory(AI判定・読解クイズ)
読解→設問→難易度が自動調整。成長が見えるので続きやすい。 (ReadTheory)
- 向いてる人:英検/TOEIC/TOEFL系で「正確さ」を上げたい
5. Newsela(教育現場のレベル調整ニュース)
記事が5段階の読解レベルで用意され、理解チェックや語彙も組み込まれる。
無料で触れる範囲はあるが、機能制限は出やすい。 (Newsela)
- 向いてる人:中級〜上級、質の高い時事&教養を積み上げたい
6. BBC Learning English(Words in the News など)
ニュース由来の語彙・表現を学習者向けに。英語のみの導線が多いので、完全初心者はVOAからでもOK。 (YouTube)
7. British Council LearnEnglish(Reading)
レベル別のリーディング素材+アクティビティ。学習者用に整理されていて使いやすい。 (learnenglishteens.britishcouncil.org)
8. CommonLit(教育用・分析読解)
文章+問いで、論理的に読み解く訓練に強い(学年相当の目安あり)。 (CommonLit)
9. Oxford Owl(絵本・児童書)
無料eBookが豊富。登録して読む形式。スマホ最適化は弱めなので、PC/タブレット推奨。 (Oxford Owl for Home)
10. TED-Ed(動画+スクリプト+クイズ)
知的トピックで“読みたくなる”。動画が先にあるので、内容の見当が付きやすい。 (TED-Ed)
11. Simple English Wikipedia(平易な百科事典)
知っている分野を英語で確認するのに最適。「英語で定義する感覚」が育つ。
12. Medium(実戦ブログ)
最新の“生の英語”。難易度調整はないので、中上級の「実戦場」として。
13. Wait But Why(超長文・沼る系)
長文なのに面白くて読んでしまう代表格。上級者の多読に刺さる。 (Wait But Why)
14. Project Gutenberg(古典)
無料で名作が読める。ただし英語が古いので、初級者の主戦場にはしない。上級者の語彙強化に。
15. Smithsonian Magazine Teachers / Learning(旧Tween Tribune系)
以前TweenTribune.comにあった教育向け素材は、Smithsonian側の教育リソースへ移行が案内されています。なお、教師が生徒へ“割り当て”できる機能は縮小されています。 (Smithsonian Magazine)
- 向いてる人:科学・文化・歴史のノンフィクションが好き
- 代替:同用途なら Newsela / CommonLit が使いやすい
英語長文練習サイト 徹底比較(迷ったらここ)

| 目的 | まず選ぶ1つ | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者が毎日続ける | News in Levels | レベル調整+音声で挫折しにくい (Easy English News) |
| ゆっくり音声で基礎固め | VOA Learning English | 学習者向け設計が強い (Voice of America) |
| 精読・演習で詰める | Breaking News English | 7レベル+大量演習 (www.breakingnewsenglish.com) |
| クイズで読解力を上げる | ReadTheory | 自動調整で“最適負荷” (ReadTheory) |
| 教養×時事をレベル別に | Newsela | 5段階レベル+理解チェック (Newsela) |
初心者が英語長文を「スラスラ読む」ための4ステップ

ここがこの記事の核です。
サイトを変えるより先に、読み方(処理の順番)を変えます。
私はここを変えた瞬間に、同じ英文でも“疲れ方”が一気に軽くなりました。
ステップ1:チャンク(塊)で前から処理する
返り読みの癖がある人ほど、スラッシュを入れるだけで世界が変わります。
例:
I went to the store / to buy some apples / with my sister.
ポイントは「訳さない」。
映像(イメージ)でつなぐだけ。
ステップ2:1分スキャンで“地図”を作る
いきなり最初から読まない。
タイトル・見出し・冒頭・結論だけ先に見て、脳に地図を渡します。
ステップ3:音声に合わせて“シンクロ読み”
音声付き素材で、日本語に訳してる暇がないスピードに自分を乗せる。
ついていけなければ速度を落とす。これが正しい調整です。
ステップ4:要約→AI添削で定着させる
読み終わったら1〜2文で要約。
- 日本語でOK(まずは内容把握が最優先)
- 余裕が出たら簡単な英語1文にする
そして最後に、ChatGPTにこう投げます。
「この要約、内容合ってる?もっと自然な英語に直して」
読解→要約→添削で、長文が“読めるだけ”から“使える”へ変わります。
よくある質問(FAQ)

Q1:わからない単語は全部調べる?
A:目的で分けます。
- 精読:調べる(構文まで理解)
- 多読:止まらない(印だけ付けて後で回収)
目安:多読:精読=8:2
Q2:毎日どれくらい読む?
A:「量」より「毎日触れる」が勝ち。
忙しい日は1本短い記事でいい。ゼロにしないのが最強です。
Q3:スマホでも効果ある?
A:あります。むしろ2026年はスマホが最強端末。
ただし通知が集中を壊すので、15分だけ“遮断”(機内モード等)がおすすめ。
まとめ:英語が“苦行”から「情報収集ツール」になる瞬間

英語長文は、最初は霧の中です。
でも、正しいレベルで、正しい処理順で回し始めると、ある日突然「目が滑らない日」が来ます。
そのために今日やることはシンプルです。
15サイトから「直感で1つ」選び、短い記事を1本だけ、チャンクで最後まで読む。
それで十分、第一歩になります。
