英語のディクテーションアプリを探してみたものの、候補が増えるほど「結局どれを選べばいいのか分からない」と迷っていませんか。初めて試す段階では、機能の多さよりも、自分が続けやすい素材や学び方に合っているかを見たほうが選びやすくなります。
短い英文を無料で始めたいならディクトレ、TED動画を使って学びたいならTEDICT、日常英語の講義や発話練習までまとめて進めたいならスタディサプリENGLISH新日常英会話コースが候補です。
ただし、誰にでも合う万能の1位があるわけではありません。使いたい機能と学習目的を比べながら、自分に合うものを選ぶのが現実的です。
料金や無料で使える範囲、対応端末、自動更新の条件は変更されることがあります。申込や購入の前に、必ずその時点の公式画面で確認してください。
英語ディクテーションアプリのおすすめは目的別に3つ
ディクテーションを初めて試すなら、機能の多さだけで順位を付けるより、「どんな素材で、どこまで学びたいか」で候補を分けると選びやすくなります。短い英文を使ってシンプルに練習したい人と、動画を題材にしたい人、日常英語をまとめて学びたい人では、合うサービスが異なるためです。
候補は、ディクトレ、TEDICT、スタディサプリENGLISH新日常英会話コースの3つです。いずれもディクテーションに取り組めますが、役割は同じではありません。違いを先に整理しておきましょう。
| 候補 | 向く人 | 公式説明で確認できる主な機能 | 申込・購入前の注意 |
|---|---|---|---|
| ディクトレ | 短い英文から無料で始めたい人 | ループ再生、問題文のスクリプト、単語訳、解説、英文入力と答え合わせ | Apple App Storeでは無料と表示。無料範囲や対応端末などは最新の公式画面で確認 |
| TEDICT | TEDの動画を使って学びたい人 | TED素材、入力した文字ごとの確認、字幕付き動画、ダウンロード | LITE無料版と有料版があるため、利用できる機能や購入条件を最新の公式画面で確認 |
| スタディサプリENGLISH新日常英会話コース | ディクテーションだけでなく日常英語もまとめて学びたい人 | ディクテーションを含むトレーニング、ドラマ式レッスン、短い講義、スピーキング練習 | ディクテーション専用ではない。料金、無料期間、自動更新、対応端末を申込前に確認 |
ディクテーションそのものを手軽に試したいなら、最初に比較しやすいのはディクトレです。一方、題材への興味を重視するならTEDICT、聞き取り以外の学習も一つのコースで進めたいならスタディサプリENGLISH新日常英会話コースが候補になります。
ここでの比較は、万能の1位を決めるためのものではありません。無料で始めたいのか、動画を使いたいのか、日常英語まで広げたいのかを先に決めると、自分に必要な候補を絞れます。料金や無料範囲、対応端末、自動更新などは変更される可能性があるため、最終判断は申込・購入直前の公式画面で行ってください。
無料で短い英文から始めるならディクトレ
長い音声にいきなり挑戦するより、まず短い英文を少しずつ聞き取ってみたい人にはディクトレが候補です。Apple App Storeでは無料と表示されており、初めてディクテーションを試す段階でも始めやすい位置づけです。
公式説明では、音声のループ再生、問題文のスクリプト、単語訳、解説、英文を入力して答え合わせする機能が確認できます。聞き取れなかった部分を繰り返し再生し、自分で入力したあとに正解と照らし合わせる流れを作りやすい構成です。
初心者なら、最初から長文を完璧に書き取ろうとせず、1〜3文だけ選んで試すと負担を抑えられます。たとえば1文を数回聞き、分かる単語だけ入力し、答え合わせ後にスクリプトや単語訳、解説を確認する進め方です。聞き取れなかった箇所を確認したら、もう一度音声を聞くと復習にもつなげやすくなります。
短い素材で入力と答え合わせを繰り返したい人には合いやすい一方、TEDの動画を使いたい人や、講義・スピーキング練習まで一つのサービスで進めたい人には別の候補もあります。復習データの保存方法やAndroidでの提供、再生速度の変更などは、ここでは公式事実として断定せず、利用前に最新の公式画面で確認してください。
TED動画を使って学びたいならTEDICT
TEDの素材を使いながらディクテーションを続けたい人には、TEDICTが候補になります。Apple App Storeの公式説明では、TEDの素材を使い、聞こえた英語を入力しながら文字ごとに確認できる機能、字幕付き動画の視聴、コンテンツのダウンロードが案内されています。
有料版では広告がなくなり、iCloudを使って学習履歴・ブックマーク・進捗を同期できるほか、ディクテーションとシャドーイングを無制限で利用できると説明されています。一方でLITE無料版も用意されていますが、無料で使える具体的な範囲は変更される可能性があるため、利用前に最新のストア表示を確認してください。
TEDICTはTEDの素材を利用していますが、TED公式が公認・提携しているアプリという意味ではありません。この点は、TED動画を使えることとサービス運営上の関係を分けて考える必要があります。
TEDの素材を使える一方、素材によってはディクテーションを始めたばかりの人には難しく感じる場合があります。最初から動画全体を書き取ろうとせず、短い部分だけを選んで試し、「もう一度やってみたい」と思えるかを見る方法でも十分です。無料版で負担や難易度が合わないと感じたなら、有料版を購入せず別の候補に切り替えて問題ありません。
日常英語までまとめて学ぶならスタディサプリENGLISH
ディクテーションだけでなく、日常英語の学習を一つのコースで進めたい人には、スタディサプリENGLISH新日常英会話コースが候補です。ディクテーション専用アプリではなく、現行の公式ページでは、ディクテーションを含むトレーニングに加え、ドラマ式レッスン、短い講義、スピーキング練習などが用意された総合型のコースとして案内されています。
聞き取りだけを切り離して練習するのではなく、会話の場面や表現も合わせて学びたい人には向きやすい構成です。一方、短い英文の書き取りだけを無料で試したい人や、ディクテーション機能だけをシンプルに使いたい人には、必要以上に学習範囲が広く感じられる場合があります。
初回申込では7日間の無料期間が案内されていますが、対象は初回申込のみです。申込日を1日目として数え、停止や解約の手続きをしなければ、選択した契約内容で自動的に継続され、課金が始まります。
無料期間だけ使って自分に合うか確かめたい場合は、何日まで利用できるのかだけでなく、停止・解約の手続き方法や締切も申込時の画面で確認しておくと安心です。料金や無料条件は変更される可能性があるため、過去のキャンペーン情報ではなく、その時点で表示されている公式条件を基準に判断してください。
初心者は5つの機能だけ確認する
ディクテーションアプリを比べると、機能の数や教材量に目が向きやすくなります。ただ、初めて取り組む段階では、多機能であることよりも、短時間でも日々の生活に入れやすいかを見たほうが選びやすくなります。
確認したいのは、次の5点です。すべてがアプリ内にそろっている必要はなく、不足する部分を端末のメモや録音機能などで補えるなら、それも選択肢になります。
- 素材が短く、最初から難しすぎないこと
- 聞き取れない部分を聞き直したり、ループ再生したりしやすいこと
- 聞き取った英文を確認できるスクリプトと、答え合わせの手段があること
- 翌日に同じ素材へ戻りやすく、前日に聞き取れなかった部分を確認し直せること
- 答え合わせのあと、その英文を音読したり、自分の声を録音したりする練習へ移しやすいこと
たとえば復習用の保存機能がなくても、教材名や取り組んだ箇所を端末のメモに残しておけば、翌日に同じ素材へ戻れます。録音機能がアプリ内になければ、スマートフォンなどの標準的な録音機能を使う方法もあります。
機能が多くても、毎回操作に迷ったり、1回の学習が長くなりすぎたりすると続けにくくなります。自分が使う時間帯を想像し、短い素材を聞く、答えを確認する、翌日にもう一度見るという流れを無理なく回せるかを基準にすると、必要なアプリを絞りやすくなります。
ディクテーションは4段階で復習する
ディクテーションは、聞こえなかった英文を何度も書き直して満点を目指すより、「なぜ聞き取れなかったのか」を確認する流れを作ると取り組みやすくなります。初心者なら、1回の学習を次の4段階に分けてみてください。
- 短い範囲を聞く:最初は1文、長くても2〜3文程度に区切ります。全体を一度聞き、分からない部分があってもすぐにスクリプトは見ません。
- 聞こえた通りに書く・入力する:単語が抜けても構わないので、自分が実際に聞き取れた内容を残します。推測で正解を作るより、空欄のままにしておくほうが後で原因を確認しやすくなります。
- スクリプトで答え合わせして原因を分ける:聞き取れなかった理由を、音の連結、知らない語句、文法構造、意味処理の遅れなどに分けます。単なるスペルミスと、音そのものを認識できなかった箇所も分けて考えます。
- もう一度聞いて1文だけ音読する:答えを確認した状態で音声を聞き直し、最後に1文だけ声に出します。すべてを完璧に再現する必要はありません。
たとえば「What are you going to do?」の一部が聞き取れなかったなら、答えを見て終わらせず、知らない単語だったのか、語と語がつながって聞こえたのかを確認します。そのうえで同じ文をもう一度聞き、1回音読すれば、その日の復習として区切れます。
同じ素材を満点になるまで繰り返すことは必須ではありません。数回聞いて原因が分かったら次へ進み、翌日にもう一度戻る方法でも十分です。より細かな進め方は、英語ディクテーションのやり方で確認できます。
7日間試して合わなければ変える
アプリが自分に合うかは、機能一覧だけでは判断しにくいものです。そこで本記事では、最初の7日間を「続けられそうかを見る期間」として使います。この7日間は各サービスが公式に推奨している試用方法ではなく、選び方を整理するための本記事独自の判断手順です。
1日目は、音声の再生、入力、答え合わせなど基本操作を確認します。2〜6日目は、できるだけ同じ時間帯に短い素材へ取り組みます。長時間続ける必要はなく、普段の生活の中で自然にアプリを開けるかを見ることを優先してください。無料の素材から試したい場合は、無料で使えるディクテーション教材も選択肢になります。
7日目になったら、「無理なくアプリを開けたか」「前に使った素材へ戻れたか」「聞き取れなかった理由を1つでも言えたか」「答え合わせ後に1文を聞き直せたか」の4点で振り返ります。正答率や学習時間だけで評価する必要はありません。学習の流れを自分で再現できたかを見るほうが、続けやすさを判断しやすくなります。
うまく続かなかった場合は、すぐに別サービスへ課金するのではなく、まず素材の難易度を下げ、次に取り組む時間帯を変え、それでも合わなければアプリを替える順で試します。最初から複数の有料サービスを契約したり、追加課金で機能を増やしたりする必要はありません。短い範囲で試し、自分の生活に入りやすい方法だけを残していけば十分です。
アプリだけでは足りないケースもある
ディクテーションアプリは、音声を聞いて書き取り、スクリプトと比べる練習には使いやすい一方、それだけでは解決しにくい課題もあります。たとえば、聞き取れなかった原因を音の問題なのか語彙や文法の問題なのか自分で分けられない場合は、答えを確認しても次の練習につなげにくくなります。
また、自分が話した内容について発音や表現のフィードバックが欲しい場合や、TOEFL・IELTSなどで要約、理由説明、時間管理、Writingの修正まで必要な場合は、ディクテーションとは別の練習も必要です。アプリが悪いという意味ではなく、求めている練習の範囲が広いということです。
端末への入力や細かな画面操作そのものが負担になる人もいます。その場合は、紙に書き取る、PCで使える英語リスニング練習サイトを試す、自分の声を録音して聞き返す、分からない部分だけ教師に確認するといった方法に変えても構いません。
すべてを一つのアプリで完結させる必要はありません。聞き取りだけなら無料教材、発話へのフィードバックが必要なら人に見てもらうなど、目的に応じて手段を分けるほうが負担を抑えられることもあります。有料サービスを追加契約することが前提ではなく、今ある教材や紙、録音だけで足りるなら、契約しない選択も含めて判断してください。
まとめ:最初の1つを決めて短い英文から始める
短い英文を無料で試したいならディクトレ、TED動画を使って学びたいならTEDICT、ディクテーションに加えて日常英語の講義やスピーキング練習まで進めたいならスタディサプリENGLISH新日常英会話コースが候補です。どれか一つが誰にでも合う万能の1位というわけではありません。
初めてなら、複数を同時に使うより最初の1つだけを選び、1〜3文程度の短い英文から始めるほうが負担を抑えやすくなります。本記事では7日間を独自の判断期間として、無理なく開けるか、前の素材へ戻れるか、聞き取れない理由を確認できるかを見てきました。
料金、無料で使える範囲、対応端末、自動更新の条件は変更されることがあります。申込や購入の前には、その時点の公式画面を確認し、条件が合わなければ見送って構いません。
まずは3候補の中から目的に近いものを1つ選び、今日使える短い英文を1題だけ聞いて、聞こえた部分を書き取るところから始めてみてください。
