海外の授業で発言できない人へ|質問・意見を言うための英語練習

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留学準備

海外の授業で発言できない時は、いきなり長い意見を話そうとしなくて大丈夫です。最初に作るべきなのは、質問、賛成、聞き返しを一文で出すための小さな型です。

授業中は、英語を考える時間だけでなく、発言するタイミングも流れていきます。頭の中で完璧な英文を作ろうとしているうちに、話題が次へ進んでしまうことがあります。

私自身、米国大学院で英語環境を経験する中で、「読める英語」と「その場で言える英語」は別物だと痛感しました。詳しい経験は、米国大学院の英語環境で困ったことでも整理しています。

こんな経験、ありませんか?

  • 授業の内容は少し分かるのに、自分から発言するとなると声が止まる。
  • 質問したいことがあるのに、英語に直している間に別の話題へ移ってしまう。
  • 発言点やディスカッションがあると聞いて、留学前から不安になる。
  • 間違えた英語を言うくらいなら、黙っていた方がましだと思ってしまう。
  • クラスメイトは自然に話しているように見えて、自分だけ遅れている気がする。

こうした悩みは、英語力が低い人だけに起きるものではありません。読解やリスニングの力があっても、授業で一瞬のうちに反応する練習が少ないと、発言は重くなります。

発言を増やす時は、「正しい長文」より「授業に参加する一文」を先に作ります。短い一言でも、質問を返す、賛成する、理由を足すだけで会話の中に入れます。

海外の授業で発言できない時は、まず一文で参加する

海外の授業では、発言が評価や学習理解に関わることがあります。ただし、参加のされ方は大学、科目、教員、授業形式によって変わります。

大事なのは、発言を「立派な意見発表」だけで考えないことです。聞き返す、確認する、賛成を一文で言うことも、授業に入るための発言です。

海外の授業で沈黙を一文の発言に変える流れ
予習、質問メモ、一文の発言、聞き返し、録音復習の順で小さく参加します。
1

予習で話題を1つ拾う

本文やスライドを全部理解しようとせず、質問できそうな点を1つだけ選びます。

2

一文の型に入れる

What do you mean by…? や I agree because… のように、短い型へ置きます。

3

授業後に言い直す

言えなかった一言を録音し、次の授業で使える形に直します。

留学前の全体準備から見直したい人は、留学前に英語を話せるようにする練習も合わせて読むと、出発前の優先順位を決めやすくなります。

発言できない原因は英語力だけではない

授業で声が出ない時、「単語力がないからだ」と考えがちです。もちろん語彙は大切ですが、それだけが原因とは限りません。

完璧な文を待っている

頭の中で文法を整えすぎると、発言のタイミングを逃します。

発言を長くしようとしている

最初から説明を全部入れようとすると、一文目が出にくくなります。

聞き返しを避けている

聞き取れなかった時に止まると、次の発言も出しにくくなります。

授業後に言い直していない

悔しかった場面をそのまま流すと、次も同じ場所で止まりやすくなります。

これは「英語は読めるのに話せない」悩みとつながっています。背景を分けて考えたい人は、英語は読めるのに話せない理由を先に押さえると整理しやすいです。

授業前に作る「発言キット」

授業で発言できない人ほど、授業中に英語をゼロから作ろうとします。そこで、授業前に小さな発言キットを用意しておきます。

海外授業前に準備する発言キットのチェックリスト
質問、賛成、理由、聞き返し、録音復習を1セットにして授業へ持ち込みます。
授業前の5点セット
  • 質問を1つ書く: What does this mean in this case?
  • 賛成の一文を書く: I agree with this point because…
  • 理由メモを1つ置く: in my experience / from the reading / in Japan など。
  • 聞き返し表現を1つ決める: Could you say that again?
  • 授業後に録音する一文を決める: 今日言えなかった表現を残す。

発言キットは、長い台本ではありません。授業で使う一文の入口です。ノートの端やスマホのメモに、短く置いておくだけでも変わります。

2026年5月時点の練習設計としては、毎回の授業で5点すべてを使うより、1つだけ使う日を作る方が続けやすいです。まずは週1回、質問か聞き返しを声に出すところから始めます。

授業中に使える質問・賛成・聞き返しの型

授業中に使う英語は、難しい言い回しよりも、すぐ出せる短い型が役に立ちます。準備できる発言と、その場で反応する発言を分けると選びやすくなります。

海外授業で使う質問と意見の英語フレーズを整理したマトリクス
質問か意見か、準備できるかその場で反応するかで、使う一文を選びます。
場面 使える英語 日本語の感覚 使うタイミング
聞き返す Could you say that again? もう一度言ってもらえますか。 聞き取れなかった直後。
確認する Do you mean that…? つまり、こういう意味ですか。 理解があいまいな時。
賛成する I agree with that point because… その点に賛成です。理由は… 誰かの発言に乗る時。
意見を足す I would add one thing. 一つ付け加えるなら。 短く自分の見方を出す時。
考える時間を取る Let me think for a second. 少し考えさせてください。 すぐ答えられない時。

発言は、流暢さよりも入り方が大切です。短い型を持っていると、黙るか長く話すかの二択になりにくくなります。

ディスカッションで長く話そうとしない

ディスカッションと聞くと、長い意見を話す場面を想像しがちです。けれど、最初から長く話そうとすると、発言前の負担が大きくなります。

一文の型

I agree with A because B. これだけでも、賛成と理由が入っています。まずはこの形を10秒で言えるようにします。

二文の型

I see your point. I would add one thing. 相手を受け止めてから、自分の見方を一つだけ足します。

授業での発言は、発表のように完成していなくても構いません。むしろ、相手の発言を受けて短く返す力の方が、普段の授業では使う場面が多いです。

「長く話せないから発言できない」と考える人は、1回の授業で1文だけ出す日を作ってみてください。1文が出ると、次は理由を1つ足す練習に進めます。

授業後の録音復習で、次の発言を作る

授業中に言えなかった表現は、授業後の5分で回収します。悔しかった場面を忘れないうちに、日本語でメモして、英語で言い直します。

1

言えなかった場面を書く

「教授にもう一度説明してほしかった」など、状況を短く残します。

2

一文に直す

Could you explain that part again? のように、次に使う文へ変えます。

3

録音して聞く

詰まる場所、言いにくい単語、間が長い場所を確認します。

録音は、自分の英語を採点するためではありません。次に同じ場面が来た時、口が動くようにするための練習です。

自分の声を聞くのが苦手な人は、英語を録音して聞き返す練習で、10秒だけ聞く方法から始めると負担が下がります。

オンライン英会話は授業発言の予行演習にする

留学前に相手がいる場で練習したいなら、オンライン英会話も使えます。ただし、目的を決めずに受けると、楽しく話しただけで終わりやすいです。

レッスンで試すこと
  • 講師に「今日は授業で質問する練習をしたい」と伝える。
  • 自分の専攻や授業テーマを30秒で説明する。
  • 講師の説明を一度聞き返す練習を入れる。
  • 相手の意見に賛成し、理由を1つだけ足す。
  • レッスン後に、言えなかった一文を録音する。

月額や予約ルールはサービスによって違います。2026年5月時点では、月額制、回数制、予約型、思い立った時に入る型などがあり、発言練習に合うかは使い方で変わります。

練習方法 向いている人 強み 月額目安 予約のしやすさ 注意点
独り言 まず声を出す習慣を作りたい人 無料で毎日できる 0円から 予約不要 相手の反応には慣れにくい
録音練習 言えない場所を知りたい人 授業後の言い直しに強い 0円から 予約不要 最初は自分の声が気になりやすい
オンライン英会話 相手がいる場で試したい人 質問、賛成、聞き返しを練習できる 月数千円台から比較 予約型と即時型がある 受けっぱなしにすると残りにくい
大学のオフィスアワー 授業内容を確認したい人 実際の科目に直結する 授業内制度として利用 教員の時間に合わせる メールで事前確認が必要なことがある

オンライン英会話の前に何を準備するか迷う人は、オンライン英会話前の準備は5分でいいを使うと、授業発言の予行演習にも応用しやすいです。

4週間で発言を増やす練習計画

発言は、一気に増やそうとすると苦しくなります。4週間で、聞き返し、質問、賛成、理由追加へ少しずつ広げます。

海外授業で発言を増やす4週間の練習タイムライン
聞き返しから始め、質問、賛成、理由追加へ少しずつ広げます。

1週目:聞き返す

Could you say that again? を毎日3回声に出し、授業で1回使う準備をします。

2週目:質問を読む

予習で作った質問を、そのまま読んでもよいので一度発言します。

3週目:賛成を言う

I agree with that point because… の後に、理由を短く置きます。

4週目:理由を足す

自分の経験、読んだ資料、日本との違いから、理由を1つだけ足します。

1週で全部できなくても問題ありません。発言回数より、授業前に準備し、授業後に言い直す流れを作ることが大切です。

こんな準備は避けたい

海外の授業に向けた準備で避けたいのは、知識を増やすだけで安心してしまうことです。読む量を増やしても、声に出す練習がないと発言にはつながりにくいです。

完璧待ちの発言から短く言う発言へ変える考え方の図解
完璧な長文を待つより、短い一言と理由1つを出す方が次の発言につながります。

失敗パターン1:フレーズ集を眺めるだけ

便利な表現を読むだけでは、授業中の一瞬では出てきません。1つ選び、声に出して録音します。

失敗パターン2:長い台本を暗記する

台本が崩れると止まりやすくなります。短い型にして、話題に合わせて理由だけ変える方が使いやすいです。

失敗パターン3:発音が整うまで待つ

発音は大切ですが、聞き返しや確認の表現を持つと、完璧でなくても会話を続けやすくなります。

失敗パターン4:授業後に悔しさを流す

言えなかった一文を残さないと、次も同じ場面で止まります。5分だけ録音して、次の材料に変えます。

先月の自分に合わせたタイプ別練習

海外の授業で発言できない悩みは、人によって詰まる場所が違います。理想の自分ではなく、先月の自分に近いタイプから始めると、練習が現実的になります。

聞き取れないタイプ

最初の目標は意見ではなく聞き返しです。Could you repeat that? を反射で出せるようにします。

考えすぎるタイプ

I agree because… の型に、理由を1つだけ入れます。長く説明しない日を作ります。

準備すれば言えるタイプ

予習で質問を1つ作り、授業中はそれを読むところから始めます。

後で悔しくなるタイプ

授業後に録音で言い直します。私はこの悔しさから、録音して聞き返す練習アプリ「SayBack」を開発中です。

SayBackは、英語を「知っている」だけで終わらせず、自分の声で出す練習を支えるためのアプリとして構想しています。詳しくは、SayBackの紹介記事にまとめています。

よくある質問

海外の授業で発言できないのは、英語力が足りないからですか?

英語力も関係しますが、それだけではありません。短い発言の型、聞き返し、授業後の言い直し練習が少ないと、読める人でも声が止まります。

発言点がある授業では、どのくらい話せばいいですか?

授業ごとに評価方法は違います。まずは質問1つ、賛成1文、確認1つのように、短くても授業に入る発言を用意します。

間違えた英語を話すのが怖いです。

怖さがある場合は、聞き返しや確認から始めると負担が下がります。意見を長く話す前に、相手の発言を確かめる一文を練習します。

授業前の予習はどこまで必要ですか?

全部を完璧に読むより、質問できそうな点を1つ見つける方が発言にはつながりやすいです。質問メモを一文で用意しておきます。

オンライン英会話は海外授業の準備になりますか?

使い方次第で役立ちます。雑談だけで終わらせず、質問、賛成、聞き返し、理由追加をレッスン内で試すと、授業発言の予行演習になります。

録音練習は何分くらいやればいいですか?

最初は1回10秒からで十分です。授業で言えなかった一文を録音し、聞き返し、もう一度言うだけでも次の準備になります。

発言できないまま留学すると困りますか?

困る場面はありますが、出発前から完璧に話せる必要はありません。聞き返し、質問、短い賛成の型を持っておくと、現地で練習を続けやすくなります。

小さく発言できる状態を、出発前から作る

海外の授業で発言できない悩みは、気合いだけでは変わりにくいです。必要なのは、授業前に一文を用意し、授業中に短く出し、授業後に録音で言い直す流れです。

まずは次の授業やオンライン英会話で、質問1つだけを声に出してみてください。言えなかった場合も、そこで終わりではありません。録音して言い直せば、次の授業で使う材料になります。

録音して聞き返す練習を見る

発言できる人になるというより、発言に入る入口を増やす。そこから始めると、海外の授業は少しずつ近づいていきます。

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