英語リスニングテスト無料8選|レベル診断と試験対策を目的別比較

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無料で使える英語リスニングテストには、同じ「テスト」という名前でも役割の違うものがあります。現在の英語レベルを大まかに確かめる診断テスト、中学生などが学習内容に沿って取り組む学校向けの練習問題、TOEIC・英検・IELTS・大学入学共通テストのように実施団体が公開する公式問題です。

選ぶ前に決めておきたいのは、「今のレベルを知りたい」「学校の学習に使いたい」「受験予定の試験形式を確認したい」など、何を知りたいかという目的です。目的や採点方法が異なるため、別々のテストで得た点数やレベル表示を同じ尺度として比べるのではなく、それぞれのサービス内で示される目安として扱います。

この記事では、無料で利用できるリスニングテストや公式問題8件を目的別に整理します。どれを選ぶかだけでなく、受ける前にそろえておきたい条件、間違えた後の復習方法、同じ問題を繰り返す場合に結果を見るときの注意まで順に確認します。

掲載内容は2026年9月5日に各掲載ページを確認したものです。無料で利用できる範囲や登録の要否、公開されている問題などは変更される場合があるため、実際に利用するときは各ページの現行表示も確認してください。

テストを受けた後に、継続して使う無料リスニング教材を広く比べたい場合は、15サイトの総合案内も確認できます。

無料リスニングサイトの選び方を確認する

目次

無料リスニングテストは3種類に分けて選ぶ

無料のリスニングテストを選ぶときは、まず「レベル診断」「学校・学年別の練習問題」「資格試験・共通テストの公式問題」の3種類に分けると整理しやすくなります。同じリスニング問題でも、確認できる内容や使い方は同じではありません。

レベル診断は現在の聞き取り力を各サービスの基準で確かめるための目安、学校向けの問題は習った範囲を理解できているかの確認、公式問題は受験予定の試験で使われる形式に慣れるためのものです。結果の意味が異なるため、どれを受けるかは知りたいことから決めます。

種類 目的 結果として分かること 分からないこと
レベル診断 現在地の目安を知る そのテスト内で示されるレベルや到達度の目安 別の資格試験で取れる点数や将来のスコア
学校・学年別の練習問題 習った範囲を確認する 対象学年や問題範囲で正しく聞き取れたか 英語力全体のレベルや資格試験の得点
資格試験・共通テストの公式問題 試験形式に慣れる 公開された問題で形式や問われ方に対応できたか サンプルや一部の問題だけから算出した公式スコア

どれから始めるか迷う場合、受験予定の試験がある人はその実施団体が公開する公式問題、特定の試験予定がない成人はレベル診断、中学生は自分の学年に合う問題を最初の候補にすると選びやすくなります。

英語リスニングテスト無料8選の比較

ここで紹介する8件は、すべて同じ種類のリスニングテストではありません。現在地を確認するレベル診断、学校向けの練習問題、資格試験や大学入学共通テストの公式問題が含まれるため、得点やレベル表示を横並びにして比べることはできません。目的に合うものを選ぶための比較として見てください。

名称 向く目的 確認できた内容 注意点
EF SET Quick Check 短時間で現在地の目安を知りたい 15分の練習用テストで、リーディングとリスニングを実施。現行日本語ページでは登録不要で、CEFRに関連付けられた目安を確認できる Quick Checkは練習用テストで、認定証は発行されない
Oxford Online English Listening Level Test リスニングのレベルを問題形式で確かめたい 6パートで各4問、計24問。すべて回答した後に結果を確認する Oxford Online English独自のレベルテストで、資格試験の公式得点ではない
Exam English Listening Level Test A2〜C2の範囲で目安を確認したい 所要時間は約20分。リスニングの結果はA2〜C2で表示され、希望すればPDF認定証を取得できる 正解は表示されない。試験実施団体ではなく第三者サービス
教育出版 フリー・リスニングテスト 中学生が学年別に練習したい 中学1〜3年向けに各学年5回あり、問題、解答、MP3を利用できる 令和3年度版ONE WORLDの内容や履修順には準拠していない
TOEIC L&R公式サンプル TOEIC Listeningの出題形式を確認したい リスニングのPart 1〜4の説明、サンプル問題、答えを確認できる 全体模試ではなく、サンプルだけから公式スコアを算出するものではない
英検公式過去問 受験する級の実際の問題で確認したい 級別に最近の問題冊子、リスニング音声、スクリプト、解答が公開されている 取り組むときは級と実施回をそろえて使用する
IELTS公式サンプル問題 IELTS Listeningの形式や設問を確認したい リスニングのサンプル問題、解答、スクリプトを利用できる サンプル問題だけでは公式バンドスコアは出ない
大学入試センター 共通テスト 共通テストの過去問題で形式を確認したい 過去3年分の問題と、現行ページで問題音声などを確認できる 問題冊子、音声、スクリプト、正解は、年度と本試験・追再試験の区分をそろえて使う

それぞれの利用方法や無料で公開されている範囲、登録条件などは変更される場合があります。実際に受ける前に、各掲載ページの現行表示を確認してください。

現在地を知りたい人向けのレベル診断3選

特定の資格試験を受ける予定がなく、まず現在のリスニング力の目安を知りたい場合は、レベル診断から選べます。ただし、ここで紹介する3サービスは問題数や結果の示し方が異なるため、表示された結果を相互に換算したり、同じ尺度の点数として比べたりはしません。

EF SET Quick Check

短時間で英語力の目安を確認したい人に向く練習用テストです。所要時間は15分で、リーディングとリスニングの両方を受け、CEFRに関連付けられた目安が示されます。そのため、表示される結果をリスニングだけの単独評価として扱わないようにします。

現行の日本語ページでは登録不要で利用できます。一方、Quick Checkは練習用テストという位置づけで、認定証は発行されません。

Oxford Online English Listening Level Test

リスニングだけの問題に取り組みながら、自分のレベルの目安を確認したい人に向きます。テストは6パートに分かれ、各4問の計24問です。録音は再生し直すことができ、すべての問題に回答した後で結果を確認します。

結果はOxford Online Englishが提供する独自のレベルテストによるものです。TOEIC、IELTS、英検などの実施団体による公式得点ではないため、資格試験のスコアに置き換えて考えないようにします。

Exam English Listening Level Test

A2〜C2の範囲でリスニングレベルの目安を見たい人に向くテストです。所要時間は約20分で、リスニングの結果としてA2〜C2のレベルが示されます。希望する場合はPDF認定証も取得できます。

一方で、解答後に正解は表示されません。また、Exam Englishは資格試験そのものの実施団体ではなく第三者サービスです。表示されたレベルは、このテストで得られた目安として扱います。

最初から3つすべてを受ける必要はありません。まずは目的に合いそうな1つを選び、結果画面に表示されたテスト名、受けた日、表示レベルをメモしておく程度で十分です。

中学生が学年別に取り組める教育出版

教育出版の「フリー・リスニングテスト」は、中学1年から3年までを対象に、各学年5回ずつ用意されています。各回には問題PDF、解答PDF、MP3音声があります。学年ごとに問題を選びたい中学生が、聞き取りの確認に使えます。

公式ページでは、令和3年度版「ONE WORLD」の内容や履修順には準拠していないと案内されています。学校の授業進度や使用している教科書と、自動的に一致する教材ではありません。学年を合わせたうえで、すでに習った範囲かどうかも問題を見て確認すると使いやすくなります。

取り組むときは、問題・解答・音声の学年と回をそろえます。最初は解答を見ずに問題と音声で取り組み、終わってから解答を確認します。間違えた問題は正誤だけを見るのではなく、音声のどこを聞き取れなかったのかまで確かめると、次に見直す箇所を絞れます。

このテストは中学生向けの学年別練習問題として使うもので、成人の英語力全体を判定するレベル診断ではありません。また、資格試験で取れる点数を予測するためのテストとしても扱わないようにします。

TOEIC・英検・IELTS・共通テストの公式問題

受験する試験が決まっている人は、第三者が作成した類似問題より、まず実施団体が公開している公式問題で形式を確認すると目的を合わせやすくなります。ただし、公式サンプルや公開された過去問の一部に正答できたからといって、将来の本番スコアを予測できるわけではありません。

TOEIC L&R公式サンプル問題

TOEIC L&Rの公式サンプルでは、リスニングのPart 1〜4について、問題の説明とサンプル問題を確認できます。答えも用意されているため、各Partでどのような形で問題が出されるのかを知りたいときに使えます。

公開されているのはサンプル問題であり、リスニング全体を通して受ける全体模試ではありません。サンプルへの正答数からTOEICの公式スコアを算出するものとしては扱わず、出題形式を確認するために使います。

英検公式過去問

英検では、級ごとに最近の過去問が公開されており、問題冊子とあわせてリスニング音声、スクリプト、解答を確認できます。受験する級が決まっている人は、その級の実際の問題でリスニングに取り組めます。

利用するときは、問題冊子だけを選ぶのではなく、音声、スクリプト、解答まで同じ級・同じ実施回のものをそろえます。別の回の資料を混ぜないようにすると、解答後の確認もしやすくなります。

IELTS公式サンプル問題

IELTSの公式ページでは、リスニングのサンプル問題と解答、スクリプトが公開されています。本番のリスニングは約30分で、さまざまな形式の設問が含まれます。

一方、公開されているサンプル問題だけを解いても公式バンドスコアは出ません。結果をバンドスコアに置き換えるのではなく、設問や音声にどのように対応する試験なのかを確認するために使います。

大学入試センターの共通テスト

大学入試センターでは、共通テストの過去3年分の問題が公開され、現行ページでは問題音声なども確認できます。実際に出題された問題を使って、リスニングの問題構成や問われ方を確かめたい人に向きます。

取り組む際は、問題冊子、音声、スクリプト、正解について、同じ年度かどうかに加えて、本試験・追再試験の区分もそろえます。年度や試験区分が異なる資料を組み合わせないようにします。

最初の1回は、設問の進み方や形式を確認する機会として使います。その後の復習では最初からすべてをやり直すのではなく、聞き取れなかった箇所に絞って音声やスクリプト、正解を確認すると、どこで止まったのかを整理しやすくなります。

テスト前にそろえる条件

同じテストの結果を後から見返す場合は、端末、イヤホンやスピーカー、音量、周囲の静かさなど、自分で調整できる条件をできる範囲でそろえておきます。環境の違いを減らしておくと、前回との違いを考えるときに、機器や音量の影響と聞き取りの変化を分けて見やすくなります。

受ける前には、受験日、テスト名、選んだ級やレベルを記録し、終了後に初回結果を加えます。細かな学習記録を作る必要はなく、後から「どの条件で、どのテストを受けたか」が分かる程度で十分です。

そろえるもの 理由 記録例
端末 再生環境の違いを減らすため ノートPC
イヤホン・スピーカーと音量 聞こえ方の条件をできる範囲でそろえるため イヤホン、音量50%
周囲の環境 雑音などの影響を区別しやすくするため 静かな部屋
受験日・テスト名・級やレベル 後から同じ条件の結果を確認するため 9月5日、テスト名、B1
初回結果 再受験時の参照点を残すため 表示レベル、正答数など

最初に受けるときは、スクリプト、字幕、辞書を見ず、それぞれのテストに示された再生回数や操作説明に従います。Oxford Online Englishのように音声を再生し直せるテストでも、後日の結果と比べたい場合は、何回まで聞くかなど自分の受け方もできるだけそろえます。

ただし、聞こえにくさや機器上の事情がある場合まで、同じ条件を無理に課す必要はありません。利用するテストや試験の公式案内、必要な配慮を優先し、環境や機器による聞きにくさは英語力そのものとは分けて考えます。条件をそろえる目的は比較しやすくするためであり、本番環境の完全な再現や結果の精度を保証するものではありません。

間違いを3種類に分けて復習する

リスニングテストで間違えた問題は、正誤だけを見るのではなく、「音を語として切れなかった」「語や文法を知らなかった」「設問や選択肢の処理で遅れた」の3種類に分けてみると、次に何を練習するか決めやすくなります。これは学習のための整理であり、専門的な診断ではありません。

間違いの種類 見分け方 次にすること
音を語として切れなかった 文字で見れば知っている語なのに、音ではその語だと気づかなかった スクリプトがあれば該当箇所を確認し、文字と実際の音を照合する
語や文法を知らなかった スクリプトを読んでも、その語句や文の意味を取れない 必要な語句や構文を確認してから、もう一度音声に戻る
設問・選択肢の処理で遅れた 音声の大意は分かるが、問いや選択肢にうまく対応できなかった 何を問われていたかを確認し、関係する箇所を聞き直す

正解やスクリプトが公開されないテストでは、原因を無理に決める必要はありません。分からなかった問題番号や場面だけ記録し、「音が取れなかった可能性がある」「意味の確認が必要かもしれない」と候補を残す程度にします。また、一問の誤答だけを根拠に、リスニング全体の弱点だと決めつけないようにします。

復習は、すべてを完全に聞き取れるまで続ける必要はありません。誤答した理由の候補が分かり、次に試す練習が1つ決まったところを区切りにします。

同じテストを繰り返すときの注意

復習した直後に同じ問題を解き直し、正解できるか確かめることには意味があります。ただし、その結果には聞き取りだけでなく、音声の内容や設問、答えを覚えていることも影響します。直後の再テストは、学習内容を確認する機会として扱うのが自然です。

後日あらためて状態を確かめたい場合は、未使用の問題や別の回が用意されていれば、同じサービス内から選びます。新しい問題がない場合は、同じ問題を音と文字の照合や操作の確認に使い、点数が上がったことだけを一般的なリスニング力の向上を示す証拠とは考えません。

記録するなら、日付、テスト名、使用した問題セット、音声を聞いた回数、スクリプトや字幕などの補助を使ったかどうかを短く残します。後から結果を見るときに、初回と同じ条件だったかを確認できれば十分です。

また、別のサービスで表示されたCEFRレベルや正答率を、そのまま直接比較することは避けます。問題構成や判定方法が異なるため、一方の結果をもう一方へ換算したり、公式資格試験で将来取れるスコアへ置き換えたりはしません。

再受験の間隔を一律に決める必要もありません。復習直後は確認用、後日の状態把握では未使用問題を優先するという役割の違いを意識し、結果の変化は受けた条件と一緒に見ます。

無料テストで足りる人・別の支援が必要な人

目的に合うテストを自分で選び、案内に沿って受けられるなら、まずは無料テストだけでも進められます。答えやスクリプトが公開されている場合に誤答を見直し、その結果から「音と文字を照合する」「知らなかった語句を確認する」など次の練習を1つ決められる人は、新しい教材を追加する必要はありません。

受験予定がある場合も、実施団体が公開する公式問題や過去問を使い、必要に応じて手持ちの音源で聞き取りを続ける方法があります。無料か有料かではなく、今ある教材で目的に必要な確認と復習ができるかを基準にします。

一方、聞こえにくさの原因が機器や周囲の環境なのか、英語の聞き取りなのかを分けにくい場合や、正解やスクリプトがなく誤答の原因を確認できない場合は、別の支援が役立つことがあります。受験までの期限があるものの練習の優先順位を決められないときや、受験上必要な配慮について確認したいときも同様です。

支援先としては、試験の公式窓口、学校の先生、学習支援者などが考えられます。必要に応じて個別のフィードバックを受けたり、学習計画の優先順位を一緒に確認したりする方法もあります。有料の支援だから結果が出る、無料教材だから質が低いという分け方ではなく、自分だけでは不足している判断やフィードバックを補えるかで考えます。

無料テストで目的を確認し、誤答を見直して次の練習まで決められるなら、まずはその範囲で十分です。足りない部分が具体的に分かってから必要な支援を検討すればよく、テストを受けるために新しい教材を買う必要はありません。

まとめ:目的に合う1つを今日試す

無料リスニングテストは、8件すべてを受ける必要はありません。試験予定がない成人ならレベル診断、学校の学習内容を確認したいなら学年別問題、受験予定があるなら実施団体の公式問題というように、まず目的に合う1つを選びます。

  1. 何を知りたいか、目的を1つ決める
  2. テスト名、日付、端末や音量などの条件を記録する
  3. スクリプトや答えを先に見ず、案内どおりに初回受験する
  4. 誤答を「音を語として切れなかった」「語や文法を知らなかった」「設問・選択肢の処理で遅れた」の候補から見直し、次の練習を1つ決める

復習直後に同じ問題を受け直して正解できた場合は、確認として扱います。問題や答えを覚えている影響もあるため、その点数の上昇だけを一般的なリスニング力の伸びの証明にはしません。

完璧な点数を取ることや、新しい教材を買うことを終了条件にする必要もありません。今の目的に必要な確認ができ、次に取り組むことが1つ決まれば、そのテストはいったん終えて構いません。

この記事の掲載内容は2026年9月5日に確認しています。公開される問題や登録条件などは変わる場合があるため、実際に利用する前に各掲載ページの現行表示を確認してください。

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