小学生の英語リスニング無料教材7選|アプリ・サイトの選び方

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小学生の英語リスニングは、無料で使えるアプリやサイトから試し始められます。ただし、すべての教材が完全無料とは限らず、対象年齢や学習内容も同じではありません。最初から7つ全部を使うより、歌や単語なら聞けるのか、短い話まで追えるのかなど、子どもの現在の聞く力と目的を見ながら1つ選び、無料で使える範囲や課金条件、広告、登録の有無を確認してから始めるほうが選びやすいでしょう。

小学校の英語でも、学年によって求められる「聞くこと」は少しずつ変わります。3・4年では、身近で簡単な短い話のおおよその内容をつかんだり、簡単な語句とイラストや写真を結び付けたりする活動があります。5・6年になると、日付・時刻・値段などの具体的な情報や、短い会話・説明から必要な情報を聞き取る活動も含まれます。そのため、人気だけで選ぶのではなく、歌、フォニックス、短い物語、会話など、教材が何を中心に扱っているかを見る必要があります。

この記事では、NHK「小学生の基礎英語」、British Council LearnEnglish Kids、Khan Academy Kids、Duolingo ABC、Starfall、Storynory、Super Simple Songsの7つを取り上げます。対象年齢や無料範囲を比べ、広告や追加課金、登録、個人情報について保護者が確認したい点も整理します。学校の授業や試験対策そのものを置き換えるものではないため、学校から指定された教材や試験の公式教材がある場合は、そちらを優先して使うのが基本です。

目次

小学生の英語リスニング教材は目的と今の聞き方から選ぶ

小学生向けの英語リスニング教材は、「無料で人気があるか」だけで決めるより、子どもが今どのような英語の音を追えるか、家庭学習で何を補いたいかを先に見ると選びやすくなります。歌や短い語句なら聞けるのか、文字を見ながらなら音を追えるのか、短い物語を聞き続けられるのかによって、合う教材の形式は変わります。学年は目安になりますが、同じ学年でもこれまで英語に触れてきた量や、慣れている教材の形式は異なります。

文部科学省の小学校学習指導要領解説では、3・4年の外国語活動について、身近で簡単な短い話のおおよその内容を捉えることや、簡単な語句とイラスト・写真、文字の読み方と活字体を結び付ける活動が例示されています。5・6年の外国語では、身近で簡単な事柄に関する語句・表現に加え、日付・時刻・値段などの具体的な情報を聞き取ったり、短い会話や説明から必要な情報を得たりする活動も示されています。

家庭で無料教材を選ぶときは、目的を大きく4つに分けて考えられます。

  • 歌や短い語句:英語の歌や短い表現を聞き、音や意味に触れたい
  • 文字と音:アルファベットや単語の文字と発音のつながりを確かめたい
  • 短い物語:文や話の流れを聞きながら、おおよその内容を追う練習をしたい
  • 学校・試験の補助:授業や試験で扱う語句、会話、具体的な情報の聞き取りを補いたい

どの段階に当てはまるか迷う場合は、対象学年だけで決めず、最初の素材を保護者も一緒に見てみる方法があります。音声だけでは難しそうでも、絵があれば内容を追える場合もあれば、単語中心の教材より物語のほうが取り組みやすい場合もあります。反対に、内容や話す速さが負担になっているようなら、より短い語句や視覚情報の多い素材へ戻して構いません。

無料教材は、費用をかけずに教材との相性を確かめる選択肢にはなりますが、利用するだけで学習成果が保証されるものではありません。また、学校の授業や試験には固有の学習範囲や出題形式があります。学校から教材を指定されている場合や試験対策が目的の場合は、指定教材や公式教材を優先し、その補助として無料のリスニング教材を使う位置付けが適しています。

小学生向け無料リスニング教材7つの比較表

ここで紹介する7つは、おすすめ順位ではなく、歌、物語、文字と音、学校英語の補助など、用途の違う候補です。無料で使える範囲や対象もそれぞれ異なるため、まず全体像を比べてから、子どもの目的に近いものを確認すると選びやすくなります。

教材主な入口無料で使える範囲対象・確認点
NHK 小学生の基礎英語放送・ストリーミングNHKゴガクで放送翌週月曜10時から1週間ストリーミングA0、小学生向け。2026年度放送。テキストは別売り
British Council LearnEnglish Kids短い物語・歌・動画ウェブ上の物語、歌、動画、準備ゲーム、印刷教材など教材ごとに形式や内容が異なる
Khan Academy Kids本・動画・アクティビティ100%無料。広告・定期契約なし2〜8歳向け。初期リテラシーなどを含む総合アプリで、リスニング専用ではない
Duolingo ABCフォニックス・読み方100%無料3〜8歳向け。読み書きの初歩が中心で、一般英会話のリスニング専用ではない
Starfallフォニックス・本・動画・歌無料部分あり。会員向け追加部分ありPre-K〜5年生以上向け。利用範囲を確認して使う
Storynory音声物語子ども向け音声物語を無料公開物語ごとに長さや難度が異なる
Super Simple Songs歌・童謡ウェブで歌や童謡を公開幼い学習者向け。広告なし・オフライン等の公式アプリは無料体験後に有料契約となるため別扱い

表は2026年9月3日に確認した内容です。「無料教材7つ」は、7つすべての全機能が無料という意味ではありません。無料部分と有料機能が分かれている教材もあります。また、対象年齢、アプリストアでの提供地域、対応端末、登録条件は変更される場合があるため、実際に使う時点で各公式画面を再確認してください。

学校英語に近い入口ならNHK「小学生の基礎英語」

NHK出版の2026年度案内では、「小学生の基礎英語」はCEFR A0で、主な対象は小学生とされています。日本語による説明を交えながら英語を聞けるため、家庭学習で学校英語に近い入口を探している場合には、候補の一つにしやすい教材です。ただし、学校の教育課程と内容が完全に一致するという意味ではありません。

NHKゴガクでは、放送翌週の月曜日午前10時から1週間、ストリーミングで番組を聞けます。対応するテキストは別売りなので、まず音声を中心に使うのか、文字や解説も見ながら進めるのかは、子どもの聞き方や家庭で補いたい内容に合わせて考えるとよいでしょう。

この教材だけで学力や成績の向上が決まるものではなく、学校で指定された教材がある場合は、そちらを優先するのが基本です。また、放送や配信の方法、教材の提供条件は変わることがあるため、実際に利用するときは、その時点の公式情報で確認してください。

歌・短い物語から聞く3つのサイト

歌や短い物語は、単語だけを聞く教材とは違い、音の流れや場面ごとの意味を追う入口にできます。ただし、同じ「子ども向け」でも素材の長さや難しさ、文字や絵の補助、利用条件は異なります。最初の素材を保護者も一緒に確認し、子どもが無理なく聞き続けられそうかを見ると選びやすくなります。

British Council LearnEnglish Kids

British Council LearnEnglish Kidsには、短い物語、歌、動画のほか、聞く前のゲームや印刷用教材があります。素材によって形式が異なるため、歌から始めたい子、短い物語を絵や活動と組み合わせて聞きたい子など、目的に合わせて入口を選びやすいサイトです。

一方で、すべての素材が同じ難度や構成ではありません。利用前に、音声の長さや話す速さ、絵や文字の補助があるかを実際のページで確認し、今の聞き方に合う素材から試すのがよいでしょう。

Storynory

Storynoryは、子ども向けの音声物語を無料で公開しているサイトです。作品ごとに長さや難しさが異なるため、「子ども向けだから初心者でも聞きやすい」と一括りにはできません。短い物語を音声中心で聞いてみたい場合の候補として考えられます。

選ぶときは、保護者が冒頭を試聴し、絵や文字の助けが少ない状態でも負担が大きくなさそうかを確認すると安心です。内容を追うのが難しそうなら、より短い素材や視覚情報のある教材に戻す選択もできます。

Super Simple Songs

Super Simple Songsでは、幼い学習者向けの歌や童謡をウェブ上で公開しています。歌や繰り返しのある表現を聞くところから始めたい場合には、候補にしやすい内容です。ただし、歌を聞くだけで会話力や学習成果が決まるわけではないため、家庭で補いたい内容との相性を見る必要があります。

また、公式アプリはウェブ上の無料コンテンツとは利用条件が異なります。広告なしやオフライン利用などのアプリ機能は、無料体験後に有料契約が必要になる場合があるため、インストールや利用を始める前に、その時点の公式画面で無料範囲と契約条件を確認してください。

文字と音を結び付けたい低学年向け3教材

ここでいう「低学年向け」は、学年だけで教材を決めるという意味ではありません。公式の対象年齢は目安として確認しつつ、子どもの年齢、文字への関心、今どの程度英語の音を追えるかを見ながら選びます。特に、聞くだけでなく文字と音のつながりにも触れたい場合に検討しやすい3教材です。

Khan Academy Kids

Khan Academy Kidsは2〜8歳を対象とし、100%無料で、広告や定期契約のない教材です。本、動画、アクティビティを含み、早期リテラシーのほか算数なども扱います。英語リスニングだけに特化した教材ではないため、文字や物語、活動を組み合わせながら英語に触れたい場合の候補として考えられます。

対象年齢は日本の学年と機械的に対応するものではありません。年齢が範囲内でも、内容が簡単すぎたり難しく感じられたりすることはあるため、最初の本や動画を一緒に見て判断するとよいでしょう。アプリを利用する場合は、提供地域や対応端末、必要な権限などを利用時点の公式画面で確認します。

Duolingo ABC

Duolingo ABCは3〜8歳向けの100%無料の教材で、フォニックスや読み書きの初歩を扱います。一般的な英会話のリスニング専用アプリではなく、英語の文字と音の関係や初期のリテラシーに触れたい場合に検討しやすい内容です。

こちらも公式の対象年齢を、そのまま日本の学年に当てはめる必要はありません。アルファベットや文字にどの程度関心があるか、音と文字を一緒に扱う形式が負担にならないかを見ながら判断します。提供地域や対応端末、利用時の登録・権限などは、その時点の公式情報で確認してください。

Starfall

StarfallはPre-Kから5年生以上を対象に掲げ、フォニックス、本、動画、歌などを扱っています。無料で利用できる部分があり、会員登録によって利用範囲が広がる仕組みです。文字と音の対応だけでなく、本や歌など複数の形式から試したい場合に選択肢になります。

対象範囲が広いため、学年表示だけで適否を決めず、実際の教材を見て今の聞く力や文字への慣れに合うかを確認することが大切です。また、無料で使える範囲と会員向けの範囲を区別し、登録条件や対応環境についても利用時点の公式画面で確認しておくと判断しやすくなります。

学年より「今できること」で難しさを調整する

教材の対象学年や年齢は入口の目安になりますが、それだけで難しさを決める必要はありません。子どもが今どのように英語を聞けるかを見ると、次に試す素材を選びやすくなります。たとえば、やさしいほうから考える目安として、次のような聞き方があります。

  1. 歌や短い指示の一部をまねる
  2. 単語と文字・音を結び付ける
  3. 絵を見ながら短い話のおおよその内容をつかむ
  4. 音声物語の流れを追う
  5. 日付・時刻・値段などの具体的な情報を、短い会話や説明から拾う

ただし、この順番を全員が同じように進むわけではありません。歌は聞きやすくても文字との結び付けに時間がかかる子もいれば、物語は楽しめても数字や時刻を聞き取る活動は難しく感じる場合もあります。目的や得意不得意によって前後してよいため、固定の正答率や学習時間、回数、年齢で線を引くより、最初の素材を一緒に見て負担を確かめるほうが現実的です。

絵があっても話の流れを追いにくい、音声そのものを避ける、いら立つ様子が続くといった場合は、その教材が今は難しすぎないかを見直す材料になります。短い音声や視覚的な補助がある素材へ変えてみてもよいでしょう。反対に、内容を無理なく追えていて簡単に感じるようなら、少し長い会話や物語を試せます。再生速度の変更、字幕、文字表示などの機能は教材によって異なるため、使える機能を確認しながら調整します。無理に繰り返し聞かせたり、家庭学習をテストのようにしたりする必要はありません。

無料範囲・広告・登録・個人情報を保護者が確認する

「無料」と表示されていても、利用条件は同じではありません。すべての機能を無料で使えるもの、無料で使える部分と有料部分が分かれているもの、無料体験の終了後に有料契約へ移るものがあります。インストールや登録の前に、どこまで無料なのか、継続時に料金が発生するのかを保護者が確認しておくと、意図しない課金を避けやすくなります。

  • 無料範囲:完全無料か、一部のみ無料か、無料体験後に有料契約へ移る仕組みか
  • 利用環境:アプリストアで提供されている地域、対応端末、OSなどの条件
  • 広告・外部リンク:広告表示や外部サイトへのリンクがあるか、子どもが移動できる範囲
  • 登録:アカウント作成が必要か、未成年者の名前やメールアドレスなどの入力を求められるか
  • 端末の権限:マイク、カメラなどへのアクセスを求める場合、その機能に必要な権限か
  • 音声データ:録音した音声を扱う機能がある場合、保存や利用方法がどのように説明されているか
  • 視聴まわり:自動再生や関連動画があるか、保護者向けの設定を利用できるか
  • 利用支援機能:字幕、文字表示など、聞き取りを補助する機能があるか

こうした仕様はサービスや端末によって異なり、変更されることもあります。「子ども向けだから安全」と一括りにせず、利用する時点の公式ページ、利用規約、プライバシーポリシー、アプリストアの表示を確認するのが基本です。特に個人情報や音声を扱う機能は、入力や録音を始める前に保護者が条件を読んでおくと判断しやすくなります。

登録や課金の操作は子どもだけに任せず、外部リンクへ移動できる教材ではリンク先も保護者が確認しておくと安心です。必要のない権限まで許可しない、利用しない機能は設定で制限するなど、教材の内容だけでなく使い方も含めて家庭に合う条件を選びます。

家庭で試すときは1教材・1素材から始める

無料教材は選択肢が多いため、最初からいくつも並行して使うより、「今回は何を試したいか」を決めて1教材の1素材から始めるほうが、子どもに合っているかを見分けやすくなります。学習時間や回数を先に固定するのではなく、実際に使ったときの様子を見ながら次を決めます。

  1. 今回の目的を1つ決める:歌の英語に慣れる、文字と音を結び付ける、短い話を追うなど、試す目的を絞ります。
  2. 保護者が先に条件を確認する:無料で使える範囲、広告や外部リンク、登録の必要性、素材の長さや難しさを確認します。
  3. 1教材の1素材だけ試す:複数のアプリやサイトを一度に増やさず、まず1つの歌、動画、物語などを使います。
  4. 聞けた量以外も見る:内容をどこまで聞き取れたかだけでなく、負担が大きくないか、興味を持てそうか、絵や文字の助けが必要かも見ます。
  5. 次の使い方を選ぶ:そのまま続ける、もっとやさしい素材にする、歌から物語など別の形式へ変える、いったん止める、といった選択をします。

内容を確認したいときは、「どんな話だった?」などと1問だけやさしく尋ねる程度でも構いません。答えられなかったからといって失敗と扱う必要はなく、絵がないと難しいのか、話が長かったのかなど、次の教材選びの材料として考えます。音声を何度も強制して聞かせたり、教材を次々に増やしたり、毎回テストのように確認したりする必要はありません。

家庭学習では、子どもの反応を見ながら教材の難しさや形式を変えられます。ただし、学校の授業や試験対策が目的で指定教材・公式教材がある場合は、そちらを優先し、無料教材は必要な部分を補う用途として使うのが基本です。

小学生の無料リスニング教材でよくある質問

紹介した教材はすべて完全無料ですか?

すべての教材の全機能が無料というわけではありません。100%無料の教材がある一方、無料で使える部分と有料部分が分かれているものや、無料体験後に有料契約へ移るものもあります。この記事の比較表を目安にしつつ、実際に利用するときは公式画面で最新の無料範囲や契約条件を確認してください。

毎日取り組まないと効果はありませんか?

全員に共通する学習頻度や時間はありません。子どもが内容を無理なく追えるか、負担が大きくなっていないかを見ながら、家庭の予定に合わせて調整できます。取り組む頻度だけで成果が決まるものでもないため、毎日続けること自体を目的にする必要はありません。

保護者が英語を苦手でも使えますか?

まず保護者が教材を開き、日本語による説明があるか、絵や文字で内容を補えるか、操作が分かりやすいかを確認すると判断しやすくなります。どの程度の支援が用意されているかは教材によって異なるため、子どもだけで進められると決めつけず、最初の素材を一緒に見て家庭で扱いやすいか確かめるとよいでしょう。

動画やアプリの自動再生はそのままでよいですか?

自動再生や関連動画、広告、外部リンクの表示はサービスによって異なります。子どもが使う前に保護者が画面や設定を確認し、利用できる範囲で自動再生などを調整してください。利用先を確認しやすくするため、可能であれば公式ページや公式アプリから開く方法もあります。

学校や英語試験の対策にも使えますか?

聞く練習の補助として使える場合はありますが、各教材が学校の学習範囲や英語試験の出題内容と完全に一致するとは限りません。学校の授業が目的なら指定教材や学校からの案内を、試験対策なら試験実施団体が示す公式教材や出題情報を優先し、無料教材は必要な部分を補うものとして考えるのが適切です。

まとめ|無料教材は1つ試し、条件が合わなければ変える

小学生向けの無料リスニング教材は、7つすべてを使う必要はありません。歌や短い語句、文字と音、短い物語など、家庭で補いたい目的と子どもが今できることを見て、まず1教材の1素材を選びます。学年や人気だけで決めず、実際に聞いたときの負担や興味も含めて判断するとよいでしょう。

使い始める前には、保護者が無料で使える範囲と課金条件、広告や外部リンク、登録や個人情報の扱い、対応端末などの利用環境を確認します。試した後は、そのまま続けるだけでなく、もっとやさしい素材にする、歌から物語など別の形式へ変える、いったん止めるといった選択もできます。

無料教材は家庭で試しやすい選択肢ですが、学校の授業や試験の内容をすべて置き換えるものではありません。指定教材や試験実施団体の公式教材がある場合はそちらを優先し、必要な聞く練習を補う範囲で使うのが基本です。

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