辞書を捨てて「英語脳」を手に入れる。挫折を繰り返した私が見つけた多読のやり方と10万語への近道

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英語多読ガイド

英語多読のやり方|挫折しない始め方と続けるコツを実体験から解説

「英語をもっとスラスラ読めるようになりたい」と思って洋書を買ったものの、数ページで挫折して本棚の肥やしになっている……。 そんな経験はありませんか?

実はこれ、かつての私の姿そのものです。少し背伸びした洋書に挑戦し、1行ごとに辞書を引いてはため息をつく。 英語を読むことが「楽しみ」ではなく、ただの「苦行」になっていました。

この記事でわかること

  • 英語多読で挫折しないための基本ルール
  • 初心者が選ぶべき本・教材のレベル
  • KindleやGraded Readersの使い方
  • リーディングスピードを伸ばす読み方
  • 多読を続けるための習慣化のコツ

多読 英語 やり方の結論:挫折しないための3つの柱

英語多読のやり方を学ぶ人のイメージ

私が数年間の多読を通じてたどり着いた結論は、次の3つです。

Rule 01

プライドを捨てて、圧倒的に簡単な本から始める

辞書を引かなくても物語を楽しめるレベルから始めるのが、実は一番の近道です。 「くまのプーさん」や「スヌーピー」のような、子供向けに見える本でもまったく問題ありません。

Rule 02

朝一番に、自分だけの多読時間を作る

疲れ切った夜ではなく、脳がフレッシュな朝に読む。これだけで、多読は「苦しい勉強」から「生活の一部」に変わります。

Rule 03

頭から読み、時々要約する

返り読みをせず、英語の語順のまま読む。さらに読んだ内容を自分の言葉で要約すると、理解の精度が一気に上がります。

多読は、決して「修行」ではありません。むしろ、これまでの「勉強」という枠組みを一度壊して、 英語という言葉を「体験」し直すプロセスだと思っています。

多読 英語 やり方が変わった理由:辞書・難易度・挫折の正体

英語学習で辞書を引きすぎて挫折するイメージ

なぜ私がこのような結論に至ったのか。まずは、私の泥臭い失敗談からお話しします。 今でこそTOEFL iBTで90点、IELTS 7.0といったスコアを出せるようになりましたが、 多読に出会う前の私は、常に「英語を読むこと」への恐怖心と戦っていました。

辞書という名の「足枷」に縛られていた過去

以前の私は、「知らない単語に出会ったら、いちいち調べて完璧に理解しなさい」という教えを忠実に守っていました。 洋書を1ページ開くたびに、知らない単語が3つも4つも出てきます。そのたびにペンを置き、辞書を引き、意味をメモする。

これを繰り返していると、物語の筋がまったく頭に入ってきません。単語の意味は分かったはずなのに、 読み終えたときには「あれ、結局これは誰が何をした話だっけ?」となってしまう。

一文の構造を解析することに必死で、文章が伝えてくれる「感情」や「風景」を楽しむ余裕がなかったのです。 文字通り、辞書が足枷になっていました。

内容が頭に入ってこない「虚無感」

辞書を引くのをやめてみた時期もありましたが、それはそれで別の地獄が待っていました。 内容がよく分からないまま、ただ文字だけを追っている状態。これはもう「読書」ではなく「字面を眺める作業」です。

「多読は辞書を引かずに読み飛ばせばいい」というアドバイスが、当時の私には無責任に感じられました。 読み飛ばしても分からないなら意味がない。そう思っていたのです。

難易度の高い本への「背伸び」

私は社会人として、また大学院を目指す身として、「ある程度難しい本を読めるようにならなければ」という焦りがありました。 ニュース記事や少し難しめの小説に挑戦し、「これくらい読めないと格好がつかない」と思っていました。

しかし、多読において難しすぎる本を選ぶことは、重すぎるダンベルで筋トレを始めるようなものです。 形は崩れるし、怪我をするし、何より続きません。

転換点:「もっとレベルを下げて、プライドを捨ててみたらどうなるだろう?」 この問いが、私の多読のやり方を大きく変えました。

多読 英語 やり方:私が実践した続け方と習慣化のコツ

朝に英語多読をする習慣のイメージ

挫折のどん底にいた私を救ってくれたのは、驚くほど単純な「レベルの引き下げ」と「生活の仕組み化」でした。

1. プライドを完全に捨てて「プーさん」から始めた

最初に手にとったのは、かつての私なら「こんなの子供が読むものだ」と一蹴していたであろう、非常に簡単な本でした。 具体的には「くまのプーさん」の、さらに子供向けに平易に書き直されたシリーズです。

ページを開くと、1ページに1文か2文。使われている単語も、中学校で習うようなものばかり。 でも、この本を読み始めた瞬間、目から鱗が落ちました。

「辞書を一度も引かずに、物語を映像としてイメージできる」

この当たり前のような体験が、当時の私には衝撃的なほど快感でした。 これが多読の本当のスタートラインでした。

2. 朝一番、最強の自分を「多読」に充てる

仕事、育児、家事。忙しい社会人生活の中で、いつ多読をするかは大きな課題でした。 最初は寝る前の15分にやろうとしましたが、うまくいきませんでした。

仕事でヘトヘトになった脳では、英語の文字がただの記号にしか見えず、すぐに寝落ちしてしまうからです。 そこで、思い切って朝一の1時間を多読に充てることにしました。

静かなリビングでコーヒーを淹れ、まだ誰にも邪魔されない時間に英語を読む。 「夜に頑張る」のをやめて、「朝のご褒美」として英語を読むことにしたのです。

3. Kindleという革命的なツールを活用する

多読において、Kindleのような電子書籍リーダーは強力な相棒になります。 単語を長押しするだけで意味を確認できるため、読書の流れを大きく止めずに済むからです。

「多読は辞書を引かないのが原則」と言われますが、どうしても気になる単語はあります。 Kindleのおかげで、調べることが「中断を伴う作業」ではなく「一瞬の確認」になりました。

4. スヌーピーという味方を引き入れる

我が家では子供がスヌーピーが好きだったこともあり、スヌーピーの単語本や漫画がいくつかありました。 これが実は多読には最適でした。

スヌーピーのセリフは短く、簡単で、でも内容はとても深い。 自分が親しみを感じられるキャラクターの本を生活の中に置いておくことで、多読のハードルがぐっと下がりました。

5. 文法を「盾」にして、時々立ち止まる

多読を続けていると、「なんとなく読めているけれど、実はよく分かっていない」という複雑な一文に出会います。 そんなときは、あえて一旦立ち止まります。

主語はどれか。動詞はどれか。このthat節はどこにかかっているのか。 そうやって文の構造を紐解く時間を、あえて作ります。

多読は量をこなすものですが、時々「精読的」な視点を入れることで、適当に流し読みする癖が修正されます。

6. 要約という「しんどいけど絶対やるべき」トレーニング

一番きついけれど、一番効果があったのが要約です。 数ページや1章分を読み終えたら、その内容を自分の言葉でまとめるようにしました。

最初は日本語で構いません。「誰が出てきて、何が起きて、どう変わったのか」を言語化するだけでも十分です。 要約をすると、いかに自分が「分かったつもり」で読み飛ばしていたかがよく分かります。

これを続けることで、リーディングスピードは圧倒的に速くなりました。 次に読むとき、これまでの流れを頭に入れた状態で予測しながら読めるようになるからです。

多読 英語 やり方の落とし穴:初心者が挫折する注意点

英語多読で初心者が挫折しやすい落とし穴のイメージ

難易度の階段を急いで登ろうとする

少しでもスムーズに読めるようになると、「次はもっと難しい本に挑戦しなきゃ」と焦ってしまいがちです。 でも、多読では「物足りない」「簡単すぎる」くらいがちょうどいいです。

難しい本に手を出すと、また辞書との格闘が始まり、脳が疲れ、最終的に本を開かなくなります。 同じレベルの本を何十冊も読む「横への広がり」を大切にしてください。

返り読みの癖

英文を読みながら、無意識に後ろから前に戻って訳してしまう。 これは日本の学校教育で染み付いた強力な癖ですが、多読では大きなブレーキになります。

「英語を頭から、前から順番に、左から右へ読んでいく」 これを徹底するだけで、脳の使い方が翻訳モードから英語処理モードに切り替わっていきます。

意味を掴もうとしすぎて、ストーリーを忘れる

一文一文の和訳に集中しすぎると、物語全体が何を伝えているのかが分からなくなることがあります。 脳のメモリーを翻訳に使い果たしてしまうからです。

多読の目的は、詳細な翻訳ではありません。 「主人公は怒っている」「今は悲しい場面だ」という大きな流れを掴むことを優先しましょう。

多読 英語 やり方で迷う人へ:よくある誤解と勘違い

英語多読の誤解を整理するイメージ

「辞書は絶対に引いてはいけない」という極端なルール

多読ガイドには「辞書は引くな」と書かれていることがあります。 ただ、私は「Kindleなどで一瞬で調べられるなら、引いてもいい」というスタンスです。

大切なのは、調べることに時間をかけすぎないこと。1ページに何度も引かなければ読めないなら、本が難しすぎます。 その場合はレベルを下げましょう。

「100万語読めばペラペラになる」という期待

100万語多読は有名な指標ですが、それだけで英語力が魔法のように完成するわけではありません。 多読はあくまでインプットの土台を作る学習です。

話せるようになるには、別途アウトプットの練習が必要です。 ただし、多読で土台ができると、英会話やライティングの学習効率はかなり上がります。

「子供向けの本だけを読まなければいけない」という固定観念

子供向けの本は語彙が易しいですが、大人が読んでも退屈な本を無理に読む必要はありません。 最近は、大人の学習者向けに語彙を制限しながらも内容はしっかり面白いGraded Readersがたくさんあります。

「易しい」と「面白い」の両立を、あきらめないでください。

多読 英語 やり方を続けた結果:スコアと読解スピードの変化

英語リーディング力が伸びたイメージ

多読を本格的に習慣化して数年。私の英語の世界は劇的に変わりました。 まず、リーディングスピードが圧倒的に速くなりました。

以前は20分かかっていたニュース記事が、今では5分で、しかも意味をしっかり掴みながら読めるようになりました。 その結果、TOEFL iBT 90点やIELTS 7.0といった、以前の自分では想像できなかったスコアにもつながりました。

それは特別なテクニックを覚えたからではなく、単に「英語を頭から読む体力」が多読によってついたからだと思っています。

そして何より大きかったのは、英語を読むことが生活の彩りになったことです。 朝の静かな時間に、自分の好きな英語の本を開く。そこには、試験勉強のような緊張感はありません。

挫折した経験は、決して無駄ではありません。それは、自分に合った方法を模索している真剣なプロセスの証拠です。

多読 英語 やり方まとめ:今日から10万語に近づく始め方

今日から英語多読を始めるイメージ
STEP 1

簡単すぎる本を選ぶ。
くまのプーさん、スヌーピー、低レベルのGraded Readersなどから始めましょう。

STEP 2

朝一の時間を使う。
やる気が残っている時間に読むと、多読は習慣になりやすいです。

STEP 3

Kindleなどのツールを使う。
調べる手間を減らし、読書の流れを止めないようにしましょう。

STEP 4

返り読みをしない。
英語を頭から読み、英語の語順のまま理解する練習をします。

STEP 5

時々、要約する。
読んだ内容を自分の言葉でまとめると、理解の精度が上がります。

多読は、誰かと競うものではありません。今日、昨日よりも一言分多く英語を心で感じられたなら、それは立派な前進です。

まずは今日、「これなら読めそう」と思える本を1冊だけ選んでみてください。

いきなり1時間読まなくても大丈夫です。5分でも、1ページでも構いません。 その小さな一歩が、英語を読む力を確実に育ててくれます。

多読に使える教材をもう一度見る
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